11月の性病患者さんについて。
今年も残りわずかとなりました。
寒くなってきて、インフルエンザも流行しています。
体調管理には十分にご注意ください。
11月の新規の性病患者さんについて報告します。
淋菌感染症8例、クラミジア感染症14例、性器ヘルペス5例、尖圭コンジローマ3例、梅毒5例でした。
淋菌・クラミジア同時感染3例、淋菌の尿道・咽頭同時感染1例、梅毒・性器ヘルペス同時感染1例でした。
11月も梅毒の新規感染者が5例来院され、流行が続いていると思われます。
本年度は11月の段階で全国の梅毒患者が44年振りに5000人を超えたと報告されました。
特に若い女性の増加が著明で、それに伴い先天梅毒症例も増加しています。
梅毒患者を診断しても報告していない医師も多く、実際の症例数は5~10倍というデータもあります。
直近5年間で約7倍と急増しており、諸外国と比べても類を見ません。
HIV感染者・エイズ患者数も先進国で唯一高止まりしています。
性病に関して日本は非常に危惧すべき状況にあると考えます。
性病は自分一人の問題ではありません。
パートナーをも傷つける非常に重要な病気です。
12月から年末年始にかけては忘年会、新年会などお酒を飲む機会が増える時期です。
ボーナス支給、長期の休みなど羽目を外しがちになります。
十分にご注意ください。
大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科では日本泌尿器科学会専門医、日本性感染症学会認定医が診察を担当します。
性病も他の病気と同様に診察には豊富な経験と新しい知識が必要です。
一人で悩まれずに、是非受診ください。