例年通り性病患者さんの来院が増加しています。
今年も残りわずかとなりました。
体調には十分に注意をしてください。
例年通り12月10日頃から性病患者さんの来院が増加しています。
忘年会シーズンでお酒を飲む機会が増えます。
ボーナス支給などついつい羽目を外しがちになります。
以前からブログに書いています梅毒患者の急増が多くのマスコミに取り上げられています。
12月17日付の読売新聞も大きく取り上げました。
梅毒患者が44年振りに5000人を上回ったこと(12月3日現在5279人)。
西日本での増加が顕著なこと(昨年比熊本県4.3倍、岡山県4倍、広島県2.5倍)。
若い男女、特に20歳代女性の増加が顕著なこと。
主婦、OLにも感染が拡大していること。
それに伴い、母子感染した「先天梅毒」の子どもの数も増加していること。
などです。
また、12月10日のテレビ番組「そこまで言って委員会NP」では梅毒を中心に日本における性病全般の増加をテーマに医師たちが討論しています。
性教育の乏しさなどとともに、外国人旅行者のインバウンドを指摘する医師も複数いました。
日本性感染症学会では数年前から言われていたのですが、外国人観光客はブランド品、化粧品だけを買って帰るわけではありません。
日本での風俗遊びを目的に来る観光客も少なくありません。
団体で風俗街に繰り出す観光客の写真なども週刊誌に取り上げられていました。
日本よりはるかに性病罹患率の高い国からの観光客が多いのが実情です。
すなわち、日本で風俗に行くという事は外国の風俗で遊ぶのと同じことと言えます。
本当に日本における性病の増加は大きな問題です。
性病は自分一人の問題ではありません。
パートナーをも傷つける非常に重要な病気です。
知らない間に被害者になり、知らない間に加害者になるかもわからないのです。
心配な方は是非検査を受けるようにしてください。
大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科では日本泌尿器科学会専門医、日本性感染症学会認定医が診察を担当します。
性病も他の病気と同様に診察には豊富な経験と新しい知識が必要です。
先日紹介を受けた内科に通院していた梅毒患者さんは治っているにも関わらず、検査方法のミスで1年間も投薬を受け続けていました。
年末年始にかけて感染の機会はさらに増加します。
十分にご注意ください。
一人で悩まれずに、是非受診ください。