抗生物質はすべての病原体に効くわけではありません。
8月に入り、ますます蒸し暑い毎日です。
台風も近づいていますので、十分ご注意ください。
動物に哺乳類、鳥類、爬虫類などがあるように、病原体にも細菌、ウィルス、真菌(カビ)、原虫などいろいろな種類があります。
性病の原因も様々で、それぞれの病原体で有効な薬剤や治療方法は違います。
抗生物質は細菌にのみ有効な薬剤で、淋菌、クラミジア、梅毒などに使用します。
ウィルス感染症には抗生物質は無効です。
性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、HIV感染症などはウィルス感染症で、一度体内に感染すると消失させることは困難です。
抗ウィルス剤により症状を和らげたり、悪化を防ぐことはできますが、多くのウィルスは殺すことができません。
カンジダ、白癬などの真菌(カビ)に対しては抗真菌剤を使用します。
トリコモナスなど原虫には駆除剤を使用します。
耐性菌、耐性ウィルスなど日々治療方法は変遷しています。
正確な診断を受け、適切な治療を行なう必要があります。
大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科では性病専門医が診察を担当します。
性病は自分一人の問題ではありません。
しっかり治療をして、人にうつさないようにしましょう。