ザルティア錠の処方について。
春の訪れを感じる季節になりました。
季節の変わり目は体調管理にご注意ください。
前立腺肥大症治療薬としてザルティア錠が発売されています。
成分はタダラフィルでED治療薬であるシアリス錠と同じです。
前立腺肥大症治療目的であればザルティア錠の処方は保険適応です。
しかし、ED治療目的であればシアリス錠と同様に自費診療になります。
そのため、ED治療目的にも関わらず保険診療でザルティア錠の処方が出来ないように様々な制約が作られました。
①前立腺肥大症と診断するための超音波検査、尿流量測定検査、残尿測定検査などが必要です。
これらの検査は泌尿器科でないと困難で、処方も泌尿器科に限られます。
②前立腺肥大症は壮年以降の病気であり、概ね50歳以上の方が対象となります。
③ザルティア錠はタダラフィルの含有が2.5mg、5mgのみの発売です。
シアリス錠はタダラフィルの含有が10mg、20mgの発売が認められています。
④1回の処方では5mg錠を最大14錠までしか処方できません。
以上のように、保険診療では受診当日の処方は不可能であり、年齢制限や処方数制限があります。
検査費用や受診回数を考えるとメリットばかりではありません。
先日も厚生労働省から保険診療での処方に関し改めて注意喚起がなされ、安易な処方はさらに困難になっています。
大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科では前立腺肥大症治療目的でのザルティア錠の処方は保険適応が可能です。
その場合は上記のように保険診療のルールに基づいて検査などを受けていただいた上での処方となります。
自費診療の場合はそのような制約は受けませんので、前立腺肥大症の検査は不要ですし、年齢制限も処方数の制限もありません。
自費診療の場合はザルティア錠5mg、1錠¥500です。
ただし、診察代も自費診療になり、他のED治療薬と同様です。
ご注意ください。
大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科では3000例以上のED患者さんの治療経験があります。
経験豊富な泌尿器科専門医が診察を担当します。
一人で悩まれずに、是非受診ください。