4月の性病患者さんについて。
ゴールデンウィークも残り僅かとなりました。
お天気も良さそうなので、事故などに注意をして楽しんでください。
4月の新規の性病患者さんについて報告します。
淋菌感染症8例、クラミジア感染症11例、性器ヘルペス1例、尖圭コンジローマ4例、梅毒6例でした。
淋菌・クラミジア同時感染3例、梅毒・クラミジア同時感染1例、淋菌咽頭感染1例でした。
4月末現在、梅毒新規感染者は24例であり、昨年一年間の患者数(32例)に早くも迫るペースで増えています。
全例男女間性交渉による感染で、女性患者の急増の裏付けとなっています。
うち21例が風俗での感染ですが、3例は素人女性から感染しています。
一般女性への感染拡大が危惧されます。
風俗もオーラルセックス、素股行為だけでも感染しています。
本番行為時のみコンドームを装着する日本の風俗は非常に危険です。
人間ドックなどで偶然判明した無症状症例も3例あり、性病検査の重要性が示唆されます。
無症状期間でも人に感染しますので注意が必要です。
梅毒の流行は非常に危惧すべき状況です。
女性を中心に若年層への感染が拡大しています。
今後の日本の発展を阻害する要因なる可能性があります。
他業種にわたる官民一体の対策が必要と考えます。
性病は自分一人の問題ではありません。
パートナーをも傷つける非常に重要な病気です。
心配な方は是非検査を受けるようにしてください。
大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科は日本泌尿器科学会専門医、日本性感染症学会認定医が診察を担当します。
性病も他の病気と同様に診察には豊富な経験と新しい知識が必要です。
心配な方は一人で悩まれずに、是非受診ください。