6月の性病患者さんについて。
九州の豪雨被害には胸が痛みますね。
大阪も昨日は当然の雷雨がありました。
十分にご注意ください。
6月の新規の性病患者について報告します。
淋菌感染症12例、クラミジア感染症13例、性器ヘルペス9例、尖圭コンジローマ4例、梅毒4例でした。
淋菌・クラミジア同時感染1例、梅毒・クラミジア同時感染1例、梅毒・性器ヘルペス同時感染1例でした。
淋菌咽頭感染も1例認めました。
先日もブログに書いていますが、例年6月は性病患者さんの来院が減少する時期ですが、今年は他の月以上に来院が増加しています。
ボーナス支給、夏休み期間などから7月以降は性病患者さんの来院が急増します。
6月の傾向からは例年以上の増加が危惧されます。
7日に世界保健機構(WHO)が全世界で少なくとも3例の抗生物質が効かない薬剤耐性淋菌に感染している症例を認め、流行が広がるのは時間の問題と警告しました。
うち1例は日本人症例で、既存の抗生物質は全て無効だったとのことです。
全世界で年間7800万人が淋菌に感染しており、今回の3例は氷山の一角の可能性が示唆されます。
耐性菌増加の原因は患者さんの不確実な通院治療とともに、医師の経験不足による不適正な薬剤の選択、使用期間などが考えられます。
性病も他の病気と同様に診察には豊富な経験と新しい知識が必要です。
大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科では日本泌尿器科学会専門医、日本性感染症学会認定医が診察を担当します。
心配な方は検査を受けるようにしてください。
性病は自分一人の問題ではありません。
パートナーをも傷つける非常に重要な病気です。
一人で悩まれずに、是非受診ください。