5月の性病患者さんについて。
いよいよ梅雨入りが間近です。
蒸し暑い、ジメジメした日が続きます。
体調管理にはご注意ください。
5月の初診の性病患者さんについて報告します。
淋菌感染症9例、クラミジア感染症20例、性器ヘルペス6例、尖圭コンジローマ6例、梅毒2例でした。
5月も梅毒新規感染者が2例ありました。
6月もすでに1例診断しました。
淋菌・クラミジア同時感染4例、クラミジア・性器ヘルペス同時感染1例、咽頭クラミジア感染が1例でした。
4月10日のブログにも書きましたが、5月は歓迎会、ゴールデンウィークなどで性病患者さんの来院が毎年増加します。
クラミジア感染症が20例と増加したのは、潜伏期間を考えますと4月中旬から5月上旬に感染の機会が多かったと考えられます。
クラミジア感染症は感染後半年以上経過してから発症することもあります。
女性では1年以上無症状の場合もあります。
全ての性病が感染してすぐに症状が出るわけではありません。
HIVは感染してエイズを発症するのに10年近く潜伏します。
すなわち、感染源が直前の相手とは限りません。
潜伏(無症状)期間でも相手に感染します。
知らない間に感染して、知らない間に感染させている危険性があります。
性病は自分一人の問題ではありません。
パートナーをも傷つける非常に重要な病気です。
大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科では日本性感染症学会認定医が診察を担当します。
一人で悩まれずに、是非受診ください。
心配な方は性病検査を受ける事が重要です。