ED治療薬のネット購入。自分だけは大丈夫と思っていませんか?
以前からブログに書いていますが、インターネットでのED治療薬の購入は非常に危険です。
製薬会社の調査ではインターネットサイトで売られているED治療薬の60%が偽造品でした。
①偽造品の製造現場は極めて不衛生で、不純物が混入し、品質管理もされていません。
工場用の塗料が塗られていた製品も見つかっています。
②偽造品は効果がないだけではなく、不純物混入により死亡例を含む健康被害が報告されています。
海外だけではなく、日本でも死亡例が報告されています。
③ネット購入者では個人情報の流出やスキミングの被害も報告されています。
④偽造品は効果がないものを高額で売ったり、注文した商品が届かないことがあり、経済的にも大きな損失です。
販売利益が反社会的的組織の資金源になっている場合もあります。
⑤偽造ED治療薬は知的財産権を侵害するものとみなされ、日本国内への持ち込みは禁止されています。
発見されれば処罰の対象となります。
ネット購入者の97.5%がネット上には偽造品が出回っていると認識しており、75.4%が偽造品と正規品の区別が困難と思っています。
にもかかわらず、その87.7%の方が自分がネットで購入した物は本物だと思っています。
実に9割の人が「自分の買ったものは本物」と楽観視しています。
偽造品は性器品に極めて類似した色、形をしたものが多く、一見して判別することは困難です。
「海外で製造されたジェネリック医薬品(後発医薬品)である」と偽って販売されていることもあります。
1、バイアグラ100㎎錠は国内で製造されていません。
300㎎錠などは世界的に正規品は存在しません。
ジェネリック医薬品はシルディナフィル50㎎錠という名前でのみ販売されています。
2、レビトラはジェネリック医薬品は販売されていません。
カプセル錠、50㎎錠、100㎎錠は世界的に正規品は存在しません。
3、シアリスはジェネリック医薬品は販売されていません。
50㎎錠、100㎎錠は世界的に正規品は存在しません。
ザルティア錠はシアリスのジェネリック医薬品ではありません。
前立腺肥大症の患者さん用に製品名を変えて2.5㎎錠、5㎎錠が販売されています。
ザルティア錠処方に当たっては様々な制約があります。
詳しくは以前のブログを参考にしてください。
ザルティア錠の自費診療での処方は可能です。
5㎎錠 ¥500(消費税別途)です。
診察代も自費診療になりますので、ご注意ください。
大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科では3000例以上のED患者さんの治療経験があります。
日本抗加齢医学会、日本性機能学会正会員が診察を担当します。
一人で悩まれずに、是非受診ください。
危険性の高いED治療薬のインターネット購入
自分だけは大丈夫だと思っていませんか?