11月13日のブログで日本において梅毒患者が急増していることを書きました。
国立感染症研究所が2015年9月末現在で2014年1年間の梅毒患者数1661人を超えたことを発表しています。
ここ数年急増している梅毒患者がさらに増えていることに危機感を覚えます。

梅毒患者を診断した場合には報告義務があるにもかかわらず、報告している医師は1割に過ぎないと言われています。
当院だけでも今年に入ってから今月の1例を含め8例の梅毒患者を診断、報告しています。
皮膚症状の場合は皮膚科、女性は婦人科に受診することも考えられます。
当院に性病患者さんの来院が多いとはいえ、年間の報告数は少なすぎます。
実際には10倍以上の梅毒患者が存在しているものと思います。

日本の特徴しては女性患者の増加があります。
以前は男性同性愛者が大多数でしたが、男女間性交渉での感染例が増加しています。
当院の8例も半数の4例は女性からの感染でした。

口唇に硬性下疳のある風俗嬢からオーラルセックスで梅毒をうつされた患者さんもおり、素股行為はもちろん本番行為以外でも感染します。

梅毒は症状が分かりにくく、また多彩なことがあり診断の難しい場合があります。
感染してから1か月以上たたないと血液検査でも判明しません。
その期間でも人に感染します。

性病は自分一人の問題ではありません。
パートナーをも傷つける非常に重要な病気です。

大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科では日本性感染症学会認定医、日本泌尿器科学会専門医が診察を担当します。
性病も他の病気と同じで豊富な経験と新しい知識が必要です。

ご心配な方は一人で悩まれずに、是非検査を受けてください。

石川泌尿器科