8月の性病患者さんについて。
8月の初診の性病患者さんについて報告します。
淋菌感染症7例(咽頭感染1例)、クラミジア感染症11例、性器ヘルペス6例、尖圭コンジローマ4例、梅毒2例でした。
例年は8月に性病患者さんが急増するのですが、今年は4月から高い水準での患者数で推移しています。
特に梅毒の新患症例の増加が危惧されます。
6月9日のブログで書きましたが、日本では梅毒症例の増加が報告されています。
特に女性患者の増加が著しく、これは日本だけの特徴です。
当院の患者さんも女性から感染しています。
梅毒症例はHIV、肝炎ウィルスにも感染しているリスクが増加します。
淋菌感染症は以前から報告されていますが、クラミジア感染症でも耐性菌が増加しつつあります。
医師側からは不適当な治療、患者側からは不確実な通院が原因といわれています。
性病も他の病気と同じで豊富な経験と新しい知識が必要です。
性病は自分一人の問題ではありません。
パートナーをも傷つける非常に重要な病気です。
大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科では日本性感染症学会認定医が診察を担当します。
心配な方は一人で悩まれずに、是非検査を受けてください。