9月に入り朝晩は涼しくなりました。
季節の変わり目です。
体調管理にはご注意ください。

8月に米食品医薬品局(FDA)が性的不能治療薬「バイアグラ」女性版といわれている新薬「フリバンセリン」(商品名アディ)を処方薬として認可したという報道がありました。
治験に参加した女性の証言として、セックスレスに悩み、結婚生活も危うくなりかけていたが、治験に参加したことで夫との夜の営みも復活したと伝えています。
女性はその時の経験を「まるでスイッチが入ったようだった」とたとえています。

フリバンセリンは抗うつ剤として開発されましたが、その効果はいま一つでしたが、ドーパミンの分泌などに作用することが分かりました。
狭心症の治療薬として開発、研究がされていたバイアグラがED治療薬として効果があることが確認されたのと同じ経過をたどったと言えます。
フリバンセリンは性欲にかかわる神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンの分泌促進を脳に働きかけることで効果をもたらします。
ただ、吐き気、めまい、眠気、低血圧などの副作用も報告されています。

日本での販売は認められていませんが、今後販売を手掛ける企業が出てくる可能性はあります。
女性だけの問題ではなく、人の営みを劇的に変える可能性のある新薬です。
今後の動向が注目されます。

ED治療薬はアンチエイジング効果もある非常に有効性、安全性の高い薬です。
しかし、インターネットのサイトなどでは偽造品が多数販売されています。
偽造品による死亡例も日本で報告されています。
必ず医療機関で処方を受けるようにしてください。

大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科では3000例以上のED患者さんの治療経験があります。
一人で悩まれずに、是非受診ください。

石川泌尿器科