インフルエンザが流行しています。
うがい、手洗いをしっかり行い、体調管理にご注意ください。

2017年度1月の性病患者さんについて報告します。
淋菌感染症12例(うち咽頭感染1例)、クラミジア感染症12例、性器ヘルペス8例、尖圭コンジローマ5例、梅毒3例でした。
淋菌・クラミジア同時感染を3例に認めました。
ブログにも書いていますが、やはり12月中旬以降年末年始にかけて感染された方が多かったようです。

クラミジアや梅毒は潜伏期間(無症状期間)が数ヶ月にわたることもあります。
淋菌、クラミジアの咽頭感染は無症状のことがほとんどです。
HIV感染は約10年の潜伏期間を経てエイズを発症します。
日本ではHIV検査を受ける人が少ないため、「いきなりエイズ」といってエイズと診断されて初めてHIV感染が判明する人が多いです。
潜伏期間でも人に感染します。
無症状であっても心配な方は検査を受けることをお薦めします。

各メディアも梅毒の大流行を取り上げており、今年に入り早くも3例の梅毒症例が来院されています。
現在梅毒を疑い検査中の患者さんもいますので、さらに症例が増えることが予想されます。
東京都に続き、大阪市も梅毒急増に対し原因究明など対策に本格的に取り組みを始めます。
専門医と意見を交換したいということで、大阪市感染症課の医師が近く来院予定です。
その場で得た新しい情報などはブログに挙げていきたいと思います。

性病は自分一人の問題ではありません。
パートナーをも傷つける非常に重要な病気です。
性病をパートナーにうつしてしまい、その結果離婚になった夫婦、別れてしまったカップルもいました。
心配な方は検査を受けるようにしましょう。

大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科では日本性感染症学会認定医が診察を担当します。
性病も他の病気と同様に診察には豊富な経験と新しい知識が必要です。

一人で悩まれずに、是非受診ください。

石川泌尿器科