今年も残りわずかになりました。
街中も賑わいを見せています。
忘年会、クリスマスのイベントなど年末にかけてお酒を飲む機会が増えると思います。
体調管理には十分気をつけてください。

以前のブログにも書きましたが、12月に入り性病患者さんの来院が増加しています。
ハロウィーンに始まりボーナス支給の11月下旬から12月上旬に感染時期が集中しています。
潜伏期間を過ぎて症状が出現し、来院されています。
淋菌感染症、クラミジア感染症はもちろんのこと、12月もすでに梅毒新規患者さんも2例来院されています。
急に寒くなり体調悪化による性器ヘルペス症例の増加も続きています。
これから年末年始にかけて感染の機会が増加すると思われます。
無防備な性交渉は避けてください。

性病に感染したからといって、すぐに全ての人が症状が出てくるとは限りません。
クラミジア感染症は半年から1年にわたり無症状のこともあります。
淋菌、クラミジアの咽頭感染はほとんどが無症状です。
人間ドックなどで偶然判明した無症候性梅毒の方も現在3例通院されています。
HIV感染症では潜伏期間は約10年です。

重要なのは、潜伏期間、すなわち無症状の時でも人に感染させる場合があるということです。
知らない間にうつされて、知らない間にうつしてしまう。
その感染源が最後の相手とは限りません。
奥さんなどパートナーに性病をうつしてしまい、通院中に離婚や別離になった方もいます。

HIV、梅毒など血液の性病は感染後1月以上経過しないと検査でもわかりません。
もちろんその期間でも人に感染させる場合があります。
淋菌、クラミジア感染症の尿検査、咽頭検査は感染直後でも検査で判明します。
心配な方はできるだけ早く、そして順番に検査を受けるようにしてください。

性病は自分一人の問題ではありません。
パートナーをも傷つける非常に重要な病気です。

大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科では日本性感染症学会認定医が診察を担当します。
一人で悩まれずに、是非受診ください。

心配だから受ける、念のために受ける検査(ブライダルチェックなど)は保険適応外です。
診察代、検査代は自費になります。
ご注意ください。
検査で判明した性病の治療には保険診療は可能です。
診察時にご相談ください。

石川泌尿器科