台風、地震、豪雨など自然災害が続いています。
十分にお気を付けください。

8月の新規の性病患者さんについて報告します。
淋菌感染症7例、クラミジア感染症9例、性器ヘルペス7例、尖圭コンジローマ5例、梅毒4例でした。
淋菌・クラミジア同時感染1例、性器ヘルペス・梅毒同時感染1例でした。
淋菌が咽頭にのみ感染している症例を2例認めました。
梅毒の新規症例は4例で、流行は続いていると思われます。

淋菌、クラミジアは咽頭にも感染しますが、多くの場合は無症状です。
風俗で遊んだ後、1~3日して咽頭痛、咳などの症状で受診される方が多いのですが、その原因は風邪によるものです。
症状が出るとしても潜伏期間があるので、感染後すぐに症状は出ません。
一般には排尿時痛など尿道炎の症状が先行します。
尿道に淋菌、クラミジアの感染を認めた場合、無症状にもかかわらず3~4割の頻度で咽頭にも感染していると言われています。
咽頭のみに感染している患者さんは100人に1~2人です。

ご自分の症状を全て性病に結び付けることは危険です。
その症状の原因はもっと怖い病気かもわかりません。
ただし、性病に感染しているかは別問題です。
心配な方は是非検査を受けるようにしてください。

性病は自分一人の問題ではありません。
パートナーをも傷つける非常に重要な病気です。

大阪市鶴橋駅前の石川泌尿器科では日本泌尿器科学会専門医、日本性感染症学会認定医が診察を担当します。
性病も他の病気と同様に診察には豊富な経験と新しい知識が必要です。

一人で悩まれずに、是非受診ください。

石川泌尿器科